はくてぃのゲーム語り

FE中心にゲームをつらつら語ります

風花雪月 青獅子ルナ攻略記(EP5~EP8)

 

 

8月

主人公をペガサスナイトに転職する事を見越して、セテスやマヌエラから飛行の教員研修を受けておく(来月はフレン誘拐事件のため両方とも研修を受けられない)。また飛行だけではなく槍も必要、鬼神の一撃も欲しいから斧も必要と色々と忙しい。指導レベル上げの為に散策が中心でした。出撃枠が余るので、支援上げの為にもイグナーツに課題協力を要請。観察眼は非常に有り難い。

主人公とディミトリは盗賊、ドゥドゥーとアッシュは戦士、フェリクスは剣士、他は修道士に。

 

EP5 ゴーディエ家督争乱

序盤における最難関。難易度を上げる要因は勝手に突っ込み大量の敵を釣ってしまうギルベルトさん。生き残らせてもメリットはないので、早々に退場させます。後ろからくる増援に倒してもらう必要があるので、4マス移動をさせないように進軍。

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こんな感じで進路を妨害。ここでギルベルトを倒した増援の対処に移りますが、ルナでは増援即行動なのが厄介。天刻の拍動があるのでまだリカバリーは効くが。

ここの増援と初期配置付近の敵を倒しおえたら、2階のアーチャーを釣ります。右上の増援ポイントがトリガーになって全軍動き出しますので、先にアーチャーで釣ります。下から倒そうと思いましたが、その際に左側のアーチャーまで釣ってしまい、全軍が動き出す事に。今思えば右側のアーチャーを釣るだけなら敵軍は動かなかったと思うので、2体だけ来るのを待てばよかったか。

さてこの大軍の対処が大変。主人公やディミトリの計略で足止めしつつ、敵ターンに味方がやられないように敵の数を減らしつつ、少しずつ後退していきます。幸い敵AIは微妙に頭が悪いので、後方の敵がこちらに来る際もちょっと遠回りしてきます。そんな感じでなんとか殲滅しました。必死でよく覚えていないw

増援に気を付けながら進軍。マイクランは雑魚ですが、魔獣化後は結構厄介。

まずは階段の下に退避して態勢を整えます。HPゲージ3段階目に攻撃を食らえば確実に死ぬので2段階以降は一気にケリをつける必要があります。そのため、2段階目になったターンに計略を当てまくってアーマーブレイクさせ、次のターンには倒せるようにするのがベストかと。魔獣は魅力0なので誰でも計略当たります。クリア後、勿論破裂の槍はレア様に渡しません。

 

9月

当然ですがフレンは月末まで放置します。今月はレオニーに課題協力を要請。あとここから急にディミトリの斧を鍛える事に。またブリガンドの試験も何人か合格。

レベル11なのに不正受験でスナイパーになったシャミアさんをスカウト。支援はCで、主人公レベルは確か14。シャミアは最速スカウトが一番強い。なんといってもこの初期値。

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一方カトリーヌはまだスカウトしません。と言うのは、カトリーヌは初期レベルが上がっても相応のステータスを持っているため、後に回してその分今いるメンバーに経験値を与えます。逆にシャミアを早期スカウトしたのは、レベルが上がってもステータスがあまり変わらないため。飛燕の一撃を覚えさせるため、飛行をひたすら鍛えます。槍は既にCだし。

出撃クエストではある程度敵の数を減らしたらブリガンド組を一列に並べてひたすら攻撃を受けながら兵種経験値を稼ぎつつ、魔法組はライブが尽きるまで回復で経験値稼ぎ。このテクニックは後々にも使えます。

EP6 秘密の地下道の戦い

シャミアとアネットを右方面、他は左方面。ターン制限があるとは言えそれなりに余裕はあるのでそこまで特筆すべき事がないマップ。左側の敵をあらかた片づける頃にはシャミア達も扉の近くに着いてるはずなので、アネットで扉をあけ、ワープしてきた主人公と同時に攻め込んで増援を処理。宝箱は全て回収してからクリア。死神騎士はスルー。

 

10月

指導レベルがC+になり、出撃回数が増えたので効率が段ちがいに。ただし外伝はまだ難易度が高いので後回しに。この月にイングリットが鬼神の一撃を習得したのでペガサスナイトに。その他の物理組は全員ブリガンド。例の出撃での兵種経験値稼ぎで、マイユニ、ディミトリ、シャミア以外は全員鬼神の一撃を習得できました。

EP7 グロンダーズ鷲獅子戦

もちろん優勝を狙います。しかしフレンがまだレスキューを覚えていなくて焦った。

イングリットに行軍の腕輪を持たせ、神速の構えを使えばちょうどベルナデッタに届きます。一回の戦闘では倒せなかったので、引き込みの計で砲台から引きずり降ろします。他のメンバーも中央に上陸。フェリクスのみ右側の敵を引き付け、回復は自分で。

南の方で黒鷲と金鹿がぶつかりますが、北側が落ち着くまで手出しをする余裕はありません。北側の戦闘で撃破数をしっかり稼げば優勝は十分狙えるので、無理をせずに対処。特にレオニーが危険。計略が当て辛い時は他の雑魚に巻き込む形で当てました。

さて落ち着いたら南側に進軍。消耗したところを一気に殲滅します。その後残るは級長達ですが

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マヌエラ先生もハンネマン先生も本気出しすぎ。ハード終盤の敵並のステータス。どんな教育してきたんだ。まともに相手をするのは現実的ではないので、2人を誘導して潰し合わせて生き残った方を全員で殴りました。攻速の低いエガちゃんが生き残ったのが幸い。無事優勝出来ました。

 

11月

主人公も鬼神の一撃を習得。主人公とシャミアをペガサスナイトに。イングリットも併せてしばらくペガサス3人体制が続きます。また、ここで経験の宝珠引換券のマヌエラとハンネマンをスカウト。ハンネマン先生には外伝に備えてライブを習得させます。アッシュとフェリクスはアーチャーに。

 

ドゥドゥー外伝 弱き者の戦い

ドゥドゥー生存の為にクリア必須マップ。また、クリア特典で仲間になる騎士団が非常に優秀。神速の構えと3人のペガサスで出来るだけ緑軍に敵を倒されないようにクリア。

 

EP8 ルミール狂乱戦

ハードとの一番の違いはソロンがいきなり左側に動き出す事。死神騎士に追いつかれる前に宝箱回収、村人の救出、ソロンの撃破とかなり忙しいマップ。しかも変な場所からいきなり現れる増援も厄介。ここもやはりペガサス3人で飛び回って何とかなりました。勝手に突っ込むジェラルトはレスキューで足止め。ソロン自体は大したことありません。しかしペガサス3人いないとかなりキツかったかと思いますね。

 

今回はここまで。ルナティックならではの難関続きで段々楽しくなってきております。それにしても女性主人公はペガサスに乗れると言うだけでかなり優遇されていますね。飛燕の一撃を取得できるのも大きいですが、戦闘能力の高い飛行ユニットを一部の中盤で使えるのは大きい。

しかし兵種経験値獲得の為の攻撃受けはズルっぽい感じがするので縛った方がいいのかな・・・とも思わなくもないです。とは言えそのために詰むのは嫌なので、クリアしてから考えますw

風花雪月 青獅子ルナ攻略記(EP0~EP4)

風花雪月 青獅子ルナティック、早速進めていきます。

 4月

開幕マップ「夜明けの遭遇戦」

ルナとは言え最初のマップなのでそこまで難しくはありません。当然ながら主人公とディミトリに経験値を集中させます。このマップはクロードに鉄の槍を持たせるのがポイント。攻速が4あるので、盗賊からギリギリ追撃を受けなくなります。マップ中央左の敵3体はこのように布陣。

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 主人公は岩の左側からぐるっと回って敵2体の攻撃を森で受け、右の盗賊は鉄の槍を持ったクロードで待ちかまえます。あとは各個撃破すればOK。エガちゃんとクロードの所持品を没収してからクリア。

 

EP1「鷲と獅子と鹿の戦い」

出撃メンバーは主人公、ディミトリ、ドゥドゥー、フェリクス、メルセデス

同期なのに他学級の生徒はやたら強い。まともにぶつかっては勝ち目がないので、ここは「逃げ戦法」を使います。全軍で逃げながら反撃で少しずつ削り、弱ったところで一気に仕留める感じで。ターンはかかりますがこの要領で問題なくクリア出来ます。まあこの章はロストにならないですしね。前のマップでクロードから没収した鉄の弓が役に経ちました。命中が不安なら耐久をケチらず戦技を使った方が安全。

 

5月

信仰が苦手なドゥドゥーとライブを覚えているメルセデス以外は全員自習を信仰に絞る。(自分はこの時アッシュをスタメン落ちさせる気でいたのでしなかったが後になって後悔)。個別指導も全て信仰に費やします。散策時も合唱で信仰を稼ぎ、課題出撃前の週もマヌエラの講習を選びました。課題出撃までに一人でも多くライブを習得させたかったのですが、習得出来たのはアネットのみ。

強制フリーマップはビックリするほど簡単・・・なのですがその代わり経験値は不味い。模擬戦で出撃させなかったキャラを中心に育成。

EP2「赤き谷の討伐戦」

すり抜け持ちや蛇毒持ち等色々いるため、敵が動いて来るうちはこちらから攻め込むのは厳禁。基本的には初期配置で迎え撃つ事に。軽い鉄の籠手や、命中率が高くコスパの良い訓練用の武器が約に立ちます(戦技に頼り切りになるので)。真ん中の島の敵も、釣ったら例の逃げ戦法で削りつつ初期配置まで後退してから殲滅します。

一通り片づけた後ですが、軍を分けるなどもってのほか。団子になって右側の橋を攻略します。コスタスは今回動くので、ボスチクが出来ないのが残念。ターンをかければそれほど難しくないはず。

 

6月

主人公、ディミトリ、シルヴァン、イングリットがライブを習得。フリーマップでもライブを使い切らせればそれなりの経験値になります。主人公とディミトリはレベル5を超えたので修道士に。

EP3「マグドレド奇襲戦」

難易度はそこそこ高い。北の森の敵に喧嘩をふっかけたら攻め込んでくる中央の敵もいるため対処が出来なかったため後回しに。まずは中央の敵の掃除ライブを仕えるキャラが多いので回復はなんとか追いつきます。。ボス付近の敵は、カトリーヌに経験値を奪われないため、視界を確保したら必要に応じてセイロス修道士隊の「神速の構え」で一気に近づいて倒す。

 

7月

シルヴァン、イングリット、アネット、メルセデスが修道士、アッシュ、ドゥドゥーが戦士、フェリクスが剣士に。

EP4「女神再誕の儀襲撃戦」

部隊を二分して進軍したら、増援の修道士隊が全員片方に集中してきた為詰みました。そのため全員で左側を攻略する事に。右側の宝箱は中級試験パスなので無理して取る必要はないでしょう。騎士団持ちは範囲外ギリギリに味方を待機させ、ここも神速の構えで一気に近づき殲滅します。なお死神騎士の撃破は断念しました。と言うのはハードの時と比べて攻速が15→17に上がっており、この2の上昇がかなり大きいです。恐らく引継ぎありにするか、よほど成長吟味しないと追撃をくらうので戦技で削る戦法が使えません。まあ味方に男性魔導士いないから闇魔法試験パスいらないし。

 

今回はここまでです。

感想としては、手堅く攻略すればそこまで難しくないという事と、経験値激減もフリーマップくらいで、課題出撃ではしっかり得られるってとこですね。ただめんどくさい方向での調整なのであんまり楽しくない・・・。

 

また、「鉄の籠手」と「訓練用の武器」が非常に重要です。

まず籠手は2回攻撃ができるので、弱った相手にトドメを刺す際に一度は外しても大丈夫と言う安心感があります。また軽いので追撃を受けにくいのも大きなメリット。

訓練用の武器は命中率が高くコスパがいい。確実に命中させるために頻繁に戦技を使う局面が多くなりますので大いに役に立ちます。

さて次は難関マップと言われるマイクランマップ。引き続き気を引き締めて臨みたいと思います。

風花雪月 青獅子ルナティック攻略記(概要)

さて、4ルート全て終わり、感想記事も書き終わったのでルナティックに挑戦しようと思います。いや既に始めてるんですがw

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プレイ方針としては、引継ぎなし、スカウトありで進めます。ネットでは二部で敵に回るとやっかいなキャラを課題協力でロストさせると言う外道戦法が話題になりましたがそれはやりません。死亡ではなく撤退なので二部でちゃんと出てくると言う話もありますが、どちらにせよ心の痛むことはしたくないので。まあSFC紋章でグラ兵やオレルアン軍を虐殺してきた人間が言っても説得力ないか。
 

事前に聞いた情報と、少し進めてみて感じたルナの主な特徴としては

  • 敵のステータス上昇
  • 敵の数が増える
  • 蛇毒、すり抜けといったいやらしスキルの増加
  • 計略が当たりづらい
  • 獲得経験値の減少(特にフリーマップでは激減)
  • 育成、及び装備の状況次第では2部最初のマップで詰む(帝国ルート以外)

 

といったところでしょうか。攻略にあたって重要だと思ったポイントは

 

 

 

 ・二部開始マップ「夜明けの追討戦」を意識したレベル上げ(超重要)

このマップはルナティック最大の詰みポイントと言われています。進撃準備も出来ず、キャラクターの登場する場所は固定。敵がやたら強い上に数が多いとかなんとか・・・。特に左上に登場すりキャラは地獄を見るとの事。今回はアッシュとギルベルトなので、育成できるのはアッシュだけ。

育成の優先順位としては

アッシュ≧主人公、ディミトリ>アネット、メルセデス>シルヴァン、フェリクス、イングリット>>>>>>ドゥドゥー

と言ったところでしょうか。育成方針としては

 

・ヤンクミ(主人公♀)

名前の由来は女教師と言う事で某極道先生。二部開始までにアサシンにすべきだろうか。地形による移動コストを無視できるので、早めにアッシュ達への救援に向かう。習得スキルはブリガンドの鬼神の一撃は絶対として、余裕があれば飛燕の一撃も習得したいところ。

・ディミトリ

力の伸びは十分だし斧苦手だから鬼神の一撃はなくていいかな・・・と思っていたが、二部が心配になってきたのでやっぱりブリガンド目指すかも。

・ドゥドゥー

二部開始時には離脱しているので優先度は低い。いっそスタメン落ちさせて他のキャラに経験値を集中させるのも手か。まだ決めかねてます。

・フェリクス

ウォーマスターを目指す。ブリガンドのために斧は絶対上げるし、格闘はフラルダリウスの紋章との相性もいい。キャライメージに合わない気がするが、気にしたら負けだ。

・シルヴァン、イングリット

ブリガンドを経由しそれぞれドラゴンマスター、ファルコンナイトを目指す。

・アッシュ

二部開幕マップで一番地獄のポジションで登場する事になるので、育成は必須。予定としては鬼神の一撃習得後スナイパーにし、フリーマップで壊れた弓を空振りしまくって一部の間にハンターボレー習得まで進める。ドラゴンナイトにして逃がす手もあるけど、最終的にはボウナイトにしたいなあ。

・アネット

踊り子にする予定。特筆すべき点はなし。

メルセデス

こちらもヒーラーなので、メイジを経由する事以外に特筆すべきことはない。

 

 

・キャラ達の誕生日の際に、必ずお茶会を開いてパーフェクトを目指す(重要)

正直ギャルゲー要素はあまり好きではないのですがそうも言ってられません。めちゃめちゃ重要です。なぜなら計略の命中率に関わるから。

順を追って話しますと・・・今作の計略の命中率は

計略命中値+(自分の魅力ー敵の魅力)×5

()内の最大、最小はそれぞれ+6、-6

分かりやすく説明すると、敵より魅力が低いと計略はまず当たらないと言う事です。そのため魅力は非常に重要なステータスになるのですが、それを伸ばすために必要なのがお茶会です。

お茶会でパーフェクトをだせば、主人公と招いた相手の魅力がそれぞれ1ずつ上がります。各キャラ誕生日祝いでしたら行動力を消費せずに済みますので、これを活用しない手はありません。主人公の魅力がすごい事になるので、計略はまず外さないでしょう。もっとも、お茶会でパーフェクトを狙うのは結構難しいのですが、今の世の中にはネットと言う便利なものがあります。また、制限時間もホーム画面で止める事が出来るので安心して回答を探せます。お茶会の醍醐味に反する気がしますが、攻略が最優先です。

※追記

どうやら魅力を上げるには、キャラ達の好きな茶葉をあげないといけないらしいです。逆に回答でパーフェクトを狙う必要はないらしい

 

 

・物理職にもライブを覚えさせる

経験値減少は悩みの種。ですが敵を倒した時の経験値は減っても、ライブで回復した時の経験値は変わらないらしい。よっ

て主人公も含め、全員とは言わないまでも物理職にはライブを覚えさせます。序盤はとにかく個別指導、自習、合唱、講習と、ひたすら信仰の技能経験値に勤しみます。習得したらどのマップでも全員ライブを使い切るくらいで。傷薬代の節約にもなりますし。レベル5になっても初級職を修道士にすれば魔法がまだ使えます。初級職はどれもステータス・成長率補正は大差ない(そもそもレベルアップ回数も少ない)ので問題ないでしょう。中級職以上になったら交代で修道士に戻して、レベルアップしない程度に留めるなどの工夫が必要になりますね。

 

スカウト候補はレベル加入組は全員、他学級は強キャラ筆頭のリシテア、万能物理職のレオニー、観察眼が光るイグナーツ、杖引換券のローレンツあたりでしょうか。本当はペトラもスカウトしたいがそのために馬術を鍛える気にはならない。

 

とりあえずそんな感じでやれるだけやってみます。詰まないよう見守ってやって下さい笑

トラキア776 20周年記念&考察

こんにちは。

ブログ開設して以来風花雪月の話しかしておりませんが、今日はトラキア776について語ろうと思います。

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先日、9月1日に本作発売20周年を迎えたんですよね。本当は当日書きたかったのですが、遅れました笑。販売形態が特殊だった事や、64全盛期の時代にSFCで販売した事もあって売上的には伸び悩んではおりましたが、シビアなシナリオ、そして難易度で今なお多くのファンに愛されている名作です。

しかしこの作品、一つの大きな謎を残しており、その謎を巡って20年経った今もなお論争が絶えない議題が御座います。

この時点で大体の方は察しがつくと思いますが、ナンナの父親は誰なのか?って話についてです。ベオウルフ派とフィン派で意見が分かれるところではありますが、率直に申し上げますと僕はベオウルフだと思っております。少なくともフィンではないのは間違いない。これからその根拠について説明していきます。

なお、他の考察サイトや二次創作でのアイデアをかなり参考にした上での、僕自身の主観に基づく考察ですのでご了承を。

ちなみに、トラキア776の公式サイトには登場キャラの親の欄があり、ナンナの母親に関しては当然ラケシスですが、父親欄に関しては現在空白になってます。実は当初「ベオウルフ」と明記されていましたが、削除されたようです。(ちなみにこれはフィンラケ派による電凸の結果だと言われていましたがそれはデマのようです。) 

 

話を戻して、まずフィン派の根拠としては

①ナレーションにて「フィンの娘」と紹介されている

②ラケシスがレンスターにいる

 

の2つでしょうか。しかしこれはどちらも根拠に乏しいもので

まず①に関してですが、ユグドラルには血の繋がらない親子が多数います。しかもトラキアの1章でナンナとセットで登場するマリータも「エーヴェルの娘」として登場していながら、血の繋がりはありません。そのため、この一文では判断はつかないでしょう。

そして②も根拠にはなり得ません。親が固定されていない聖戦の時点でもそうだったのですが、ラケシスがバーハラ後、デルムッドのいるイザークではなくレンスターに向かった事にフィンは一切関係なく、亡き兄エルトシャンの忘れ形見、アレスを探すためです。エルトシャンの妻グラーニェはレンスター出身であったため、夫亡きあとアレスを連れて実家に戻ったのですが、ラケシスはそれを探す形に。

しかし、アレスがジャバローに育てられたところを見る限り、恐らく見つからなかったのでしょう。そのため、これもフィン父の根拠になりません。

 

ここからが僕の持論なのですが、フィンが父親でないと断言出来る決定的なセリフがあります。それがこれ。

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「あの方」と言うのは間違いなくラケシスの事でしょう。呼び方が他人行儀なため夫婦ではないのでは?と言う意見が定説ですが、正直この呼び名に関してはあまり重要ではないと思います。仮に呼び捨てだとしても結論は変わりません。

重要なのはその後、「なんと言って詫びればいいのか」と言う一文です。

これ、実の娘に言うセリフではないと思うんですよね。例えば知り合いから子供を一日預かって、その子が迷子になったりしたら「なんと言って詫びればいいか」と言うのは理解できます。

しかし、自分の家族になにかあった時、誰かに謝る事を考えるでしょうか?答えは否。この一言こそが、フィンとナンナに血の繋がりがない事を証明する明確な根拠だと考えています。

ラケシスがデルムッドを迎えにイード砂漠に向かったのはナンナが幼い頃。母親がいなくなった事で寂しくなったナンナがフィンに「父親になって欲しい」、と言ったのでしょうが、フィンにとってはラケシスからの預かりものと言う意識が抜けなかったのかなと。二人の微妙な距離感がこの短いやりとりの間から受け取れます。

 

ですが、フィンとラケシスの恋愛関係まで否定するつもりはありません。少なくともフィン←ラケシスの感情があった可能性は極めて高いと思います。

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まず、ラケシスにとっての理想の男性像は、言うまでもなくエルトシャンです。兄のような男でなければ好きにはならないと公言していた姫。その点、フィンはエルトシャン同様「主君に仕える忠義の騎士」ですので、ラケシスにとって好意的に映っていたでしょう。しかしラケシスにはフィンを選べない理由がありました。

それはエルトシャンの死です。仕えた相手が悪かったとは言え、彼は忠義の為に命を落としました。家族であるラケシスを置いて。もし彼のような「忠義の騎士」を選べば、兄を失ったあの時のような絶望感に必ず襲われる。そう考えた彼女はエルトシャンとは正反対の生き方を貫く、傭兵のベオウルフを選んだのではないでしょうか。タイミング的にもベオウルフから言い寄ってきた時期だと思われますし。

もしかしたらこの時からラケシスはフィンに多少なり思いを寄せていたのかも知れませんが、上記の理由でフィンを選ぶ事はなかったのです。

しかし、ベオウルフはラケシスの本当の気持ちに最初から気づいていた。それが聖戦5章の会話の真相だと思いますね。

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この後のラケシスの反応を見ると、ラケシスは自分の気持ちをよほど知られたくなかったようです。「単にエルトシャンの事を指しているのでは?」と言う意見もありますが、彼女のブラコンっぷりはみんな知っている事なので、それも違うかなと。このセリフの前にベオウルフがフィンの名前を出していたのも気になります。

結局、ベオウルフはバーハラの悲劇で(恐らく)戦死、ラケシスはレンスターに向かう途中、ベオウルフから授かった二人目の子供であるナンナを出産し、それをレンスター家が保護した・・・と言った形になるでしょうか。

夫を失い、「アレスを探す」と言う使命も果たせず、生まれたばかりのナンナを一人で守らなければならない。そんな状況でフィンと再会したのです。フィンに対する恋愛感情が生まれる(もしくは蘇る)のも十分あり得たでしょう。

しかし、フィンはその気持ちに応えなかったか、或いは気づかなかった。9章でのセルフィナとの会話を見る限りは後者のような気がしますが、はぐらかしているだけとも取れます。

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どちらであっても、フィンの心は亡き主君に代わって使命を果たす事に占められていたと思うんですよね。ラケシスの気持ちに気づいていたとしても、主命が第一で恋など許される立場ではない、と思ってそう。

戦争終結後、フィンが姿を消し旅に出ていたのは、そんなフィンを見かねたリーフが暇を出したのではないかと思うのですよね。レンスターの騎士としてではなく、一人の人間として生きる時間を与えるために。

イード砂漠に向かったのは、やはりラケシス捜索のためでしょう。レヴィンの話ではラケシスはまだ生きているようなので、ロプトの地下遺跡で石化されている、と言うのが通説ですし、自分もその通りだと思います。

 

だいぶ長くなってしまいましたが考察としては以上です。

本当ならデルムッドが登場する際にフィンも顔を出してくれればハッキリしたのですが、あえてぼかしたのかも知れないですね。ただ、そういった「創造の余地」を楽しむのも、聖戦トラキアの醍醐味と言えましょう。そのせいで論争が激化しちゃったけど。

ちなみに今回のブログで使わせて頂きましたスクショの引用先です。

https://nico.ms/sm2153970?ref=share_others_spweb

https://twitter.com/sngamesn/status/960853716109684736?s=20

長文にお付き合い頂き、ありがとうございました。

ブログ開設

初めまして。

はくてぃと申します。

 

ゲーム、とりわけ自分の愛するファイアーエムブレムシリーズについてつらつらと語るブログを開設致しました。

プレイ歴としては2005年に発売された「蒼炎の軌跡」にドハマりし、そこからGBASFCとどんどん旧作に手が伸びてゆき、今やコラボ作品を除けば全作品クリアしてしまったほど。

最新作の風花雪月も購入しましたので、しばらくはその辺の話が中心になると思われますので、よろしくお願い致します。