はくてぃのゲーム語り

FE中心にゲームをつらつら語ります

ドラクエⅪS クリア後感想

お久しぶりです。

先日、ドラクエⅪ(Switch版)をクリアしました!

本当は年を越す前に感想書きたかったのですが、なにぶん忙しかったのでブログ自体停滞しておりました。

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28年間生きてきてドラクエは一度も触れた事がなかったのですが遂にデビュー…いや、本当は2年前に3DS版を購入していたんですよ。ただPS4版とのグラフィック落差にモチベーションを落としてそのまま投げてしまい…翌年PS4 を購入したからPS4版を買おうかな!と思ったらPS4は出来ることが少ない…と聞いてそれも見送ってしまってました。

しかしそんな中Switch版の発売を聞いて「これはやるしかない!」と決意した次第です。

さて、そんな訳で感想に移りますがネタバレ満載ですので注意。

 

 

 

 

ストーリー

メチャメチャ面白い!

流れとしては

主人公の旅立ち→追われる身になりながらも一人ずつ仲間が増えていく→魔王復活で世界が闇に覆われる→散り散りになった仲間達と合流して魔王を倒す

と言った感じのシナリオ。

特に面白かったのは後半部分。かつての宿敵であったグレイグと和解、共に戦い魔物達に立ち向かうシーンは胸熱。

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彼としても、それまでのデルカダール王の命令に思うところがない訳ではなかったでしょう。ですが父親同然の主君に間違いなどないと思わざるを得なかった。主人公にすぐに謝罪が出来なかったのは色々と葛藤があり、気持ちの整理に時間がかかったからかも知れないですね。そんな二人の共闘、そして正式にパーティに加入した時の感動は自分の語彙力では言い表す事が出来ない程のものがありました。

 

 

そして仲間たち行方不明になった仲間達と少しずつ合流し、もうすぐ全員揃う!

ってところで悲劇が発覚。

 

ベロニカの死

命の大樹に登る前日に妙なフラグを立てていた上に再登場時セーニャが一人で登場したため嫌な予感はしていましたが、まさかの死亡。「でも復活イベントがあるとか、或いは実は生きてたパターンとかでしょ!これまでのスキル振り分けが無駄になるような不親切な仕様にはならないっしょ!」とメタ的に楽観視していたのですが、セーニャにスキル継承された事で死亡を確信しました。

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これは本当にショックだった。エアリス以外で仲間が途中で死亡するRPGって自分は初めてだったので…

 

 

しかしそんな悲劇も乗り越え、魔王を倒す手掛かりを求めて世界を旅し、魔王城に乗り込み、ウルノーガを倒して世界は平和になったのでした

めでたしめでたし

 

 

 

…では終わらないのです

 

クリア後イベント

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「クリアしてからが本編」と教わりましたが本当にその通りでした。ベロニカを復活させる手掛かりを求めて忘れられた塔に向かい、魔王降臨より前まで時を巻き戻してもう一度戦いに挑むと言うもの。サブタイトルである「過ぎ去りし時を求めて」をここで回収する事になります…が

このクリア後イベントは正直言うと、手放しには喜べないのが本音。時間を巻き戻すと言うことは、命の大樹が落ちてからの数々のドラマを全てをなかったものにしてしまいます。

最後の砦で人々が身分を問わず身を寄せ合った事で生まれた絆、グレイグとの和解、姉を失ったセーニャの決意。それらを全てリセットしてしまでベロニカを蘇らせるべきか…と考えさせられる。

また、過去に戻った後の主人公のノープランも頂けない。なぜ仲間達に説明をしなかったのか?カミュの過去やユグノア落城の詳細、グレイグとホメロスの仲と言った、当時の主人公では知り得なかった話をすれば過去に戻った事も信じて貰えたと思いますが…

なによりデルカダール王に取り付いたウルノーガに、うっかり勇者の剣を取られそうになったところをよりにもよって邪神にフォローして貰うのがなんとも情けない。この辺はもう少し何とかならなかったのか…

 

そして一番の問題は邪神撃破後。

勇者の剣の力で「時の番人」と化したセニカが元に戻り、時のオーブを切りつけ一人消えたのです。

 

何が問題か?これはつまり、時のオーブによる時渡りは時の巻き戻しではなく、元の時間軸は何も変わらないドラゴンボール方式のタイムスリップである事を意味しており、これだと表エンディングを迎えた世界はベロニカの救済どころかただ主人公が失踪しただけになってしまいます

結局どちらなのか?調べてみたところ、作者は「一つの歴史として収束する」と言った曖昧な回答を残しただけ…あまり考えていなかったのかなとも取れます。

 

と、まあ色々言いましたがそれも表エンディングまでが本当に素晴らしかったからこそモヤモヤが残ってしまった事を悔やんでいるに過ぎません。時渡りにしても、「悲劇を無かった事にして良いのか?」っといったメッセージの意味合いもあると好意的に受け取る事も出来るので、蛇足とまでは言うつもりは御座いません。時を渡る事で救済された人物も大勢いるので、救われた世界線を見ることが出来た事にも価値はあったのかなと。

特に好きだったのはグレイグとホメロスの一騎打ちイベント

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すれ違ったままの二人の思いがようやく一つになってホメロスも報われたのが良かった。(ちなみにこのイベントはスイッチ版の追加要素らしいですね。)

 

システム面

冒頭に申し上げた通りドラクエをプレイするのは初めてなのですが、ある程度の方向性を定めたオート戦闘にできる機能に感動しました。雑魚敵戦は難しくはないけど面倒なのでありがたいです。戦闘中にトイレ行ったりとかできるし。

また雑魚敵がシンボルエンカウントなのも有難い。MP切れかけの時の戦闘は勘弁してくれと思いますし、アイテム収集やお使いイベント時の雑魚敵戦は結構ストレスになりますので、戦わない選択肢を用意してくれて助かりました(もっとも、道中敵と戦わなかったせいで結局ボス戦の前はレベル上げの為に雑魚敵と戦いまくるハメになるのですがw)

ゲームバランス的には状態異常でハメてくるボスが多いと言った印象。無闇にレベル上げをするだけでなく装備や道具で状態異常対策をしないと厳しいし、それもまた面白い。クリア後イベントはスーパーリング+3をとにかく量産してました。

裏ボスのニズゼルファは推奨されるレベルが恐ろしく高い・・・

ネットでは最短効率と言われている「スーパールーレット+スペクタルショー」でのレベル上げでもしないととてもやっていられない次元でした。

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2Dモードに出来る機能もありましたがこれは使いませんでした。折角据え置きですし綺麗な映像でプレイしたいので。2週目やる時には2Dにしてみようかな。ドット絵世代なので抵抗はないですし。

一つ不便・・・というか地味にストレスになったのが「魔物呼びのボウガン」の誤発射。アイテム拾おうと思ってAボタンを押したら魔物を撃ってしまって逃げる事になるのでこれはなんとかして欲しかったかも。

 

・・・とまあ色々と良し悪しを書きましたが、非常に面白かったです

本作で初めてシリーズに触れましたが名作でデビュー出来たのは嬉しい限り。

真エンディングのあと聖竜が「いつか自分が邪に染まったら…」ってやつ、明らかにフラグっぽいですね。旧作のラスボスだったり?未来の世界が一瞬写っていて、寝ていた少年がドラクエ3の主人公らしいのでそちらもいつかプレイしてみようと思います。